建設業の倒産件数、過去10年で最悪のペースに ― 人材不足が深刻化。

建設業界において、過去10年で倒産件数が最悪のペースに達していることが最新の調査で明らかになりました。ITmedia ビジネスオンラインによると、この状況は今後も続く見込みであり、業界全体が人材確保に苦慮しています。詳しい内容については、ぜひITmediaの記事をご覧ください。

地方に多い経験者、都市部での採用が難航

建設現場の管理や職人経験を持つ求職者は意外と多く、特に地方ではハローワークにも多数登録されています。しかし、都市部ではその数が少なく、企業が求める即戦力人材の確保は難しいのが現状です。ハローワークオンラインに登録している企業は、求職者検索機能を活用することで、潜在的な人材と出会える可能性が広がるかもしれません。

求人サイトを利用しても優秀な人材確保は困難

インディードやリクルートなどの求人媒体に費用をかけて募集を行っても、優秀な人材に巡り合うことは容易ではありません。特に腕の良い職人は引く手あまたの状況で、業界全体で激しい争奪戦が続いています。技能実習生制度の利用も増加傾向にあるものの、途中で辞めてしまう実習生も少なくなく、確保した人材が長く定着する保証がないのが現実です。

高校生採用への転換が成功のカギに

複数の建設会社の話を聞くと、「高校生の採用に力を入れることが有効」という意見が増えています。職人BIZサーチのインタビューに応じた経営者によると、高校生採用に注力した結果、毎年1名の新卒者が入社し、動きが良く素直で成長が早いと評価しています。

経験者採用は確かに即戦力としての魅力がありますが、長期的な視点で考えると、若手を育てることで業界全体の安定化に貢献できる可能性があります。この機会に、貴社でも高校生採用に改めて注目してみてはいかがでしょうか。

職人BIZサーチ：青野